本書は、ある日突然年商50億円超の老舗企業の後を継ぐことになった23歳と20歳の兄弟による、事業継承と変革の備忘録。
それと同時に、会社とそこで働く人間たちの2年間の成長の記録。
二人とも「業界の常識」にも「旧世代の価値観」にも染まっていない、二十代前半だったからこそ可能だった、「大胆な変革」の数々。
先代から受け継いだ良き伝統は守りつつ、老舗企業を一気に進化させた「兄弟経営」の原動力を一冊に凝縮。
塚本 龍生
ハタス株式会社 代表取締役
大学を卒業後、2022年4月に不動産業界へ。
数社の経験を経て「今の不動産業界は全く進歩していない。顧客利益の最大化を追求していない」と肌で感じ、業界に新風を起こすべく2023年12月にハタスグループの代表を父親から継承。
大学時代に学んだ心理学や経営に不可欠なマーケティング戦略を起点に、最高峰の革新的な企業を目指しハタスを成長へ導いている。
父亡き今、多くの経験を経て誰よりも社員のことを思い、休日の増加や無駄な残業の削減など社員の働きやすさ改革を率先して実行。
2025年よりハタスホールディングス代表として2期目を迎え、顧客、取引先、ハタス全社員と共に伴走しながら新たな章へ進み続けている。
塚本 宗万
ハタス株式会社 取締役
大学3年生の時、父より事業継承を行った兄の姿を見て「自分も兄の支えになりたい」と思い、当時通っていた大学を中退し、2023年にハタスへ入社。
先代である父の急逝を経験し、兄と会社を守り、成長させるべく“兄弟経営”を推進。
グループ企業を上場会社へ売却、また事業拡大のための企業買収などのM&Aを実行。
組織改革も率先して行い、さまざまな新規事業の立案や戦略をけん引するリーダーとして社内からの信頼も厚い。兄が最も信頼する“代表の右腕”としてハタスの経営体制の中核を担っている。