【新刊情報】『なぜ、空き店舗が連なる温泉地が再び活気を取り戻したのか -たった一人の意志が導いた観光地域づくりの記録-』竹 直也(著)|2026年4月3日発売
株式会社游藝舎より、新刊『なぜ、空き店舗が連なる温泉地が再び活気を取り戻したのか -たった一人の意志が導いた観光地域づくりの記録-』(著:竹 直也)を発売いたしました。
【概要】
舞台は、かつてのにぎわいを失い、シャッターが目立つようになった蔵王温泉の「高湯通り」。
北海道出身で旅好きの著者は、リクルート『じゃらん』の営業として蔵王温泉を担当し、その雄大な自然と温かい人情に魅了される。
「一過性でなく、本質的な観光業の力になりたい」という一心で2017年に起業、2019年には蔵王温泉へ移り住み、完全独立を決意。
選んだ道は、外側から助言するだけのコンサルタントではなく、自らリスクを負って地域に「点」を打つ「当事者」としての挑戦であった。
日本初の温泉コーデショップ『高湯堂』をオープンさせるも、開店直後に世界を襲ったのはコロナ禍という逆風。
客足が途絶え、誰もが諦めかけるなか、著者は「観光は手段であり、目的は地域住民の幸せにある」という信念を貫き、やがて街に活気を取り戻していく。
本書では、「日本のものづくり」と「温泉」を掛け合わせた独自の商品開発や、温泉街を巡る前例のない体験企画をいかにして成功させたのかを詳述。
一人の旅人の情熱が、なぜ行政や学校、そして地域住民の心に火をつけ、空き店舗が連なる通りを復活へと導くことができたのか。
たった一人の意志が観光地の未来を切り拓くまでの軌跡を綴る。
【著者について】
株式会社LABEL LINK代表。
北海道旭川市生まれ。高校3年生の夏休みにママチャリで北海道を12日間旅したことをきっかけに、旅人としての人生を歩み始める。さらに車中泊をしながら日本一周を2回果たすなど、「旅」を人生の中心に置いている。
東日本大震災をきっかけに「東北で観光の力になりたい」と強く願い、株式会社リクルートへの転職を期に2012年3月、仙台へ移住。
旅行情報誌『じゃらん』の営業として蔵王を担当し、地域の旅館・ホテルと向き合いながら、「宿単体ではなく地域全体をどう元気にするか」という視点で数々の企画を生み出す。
宮城県と山形県の蔵王をまたぐ広域特集の実現など、地域全体の誘客に寄与する取り組みが評価され、年間MVPを受賞。その後、地域活性に特化した「じゃらんリサーチセンター」でエリアプロデューサーとしてプロジェクトマネジメントの経験を積み、2017年4月に蔵王温泉で株式会社LABEL LINKを設立。
「地域の価値は、人の営みと土地の物語に宿る」という考えのもと、観光地域づくりの調査分析・商品開発・プロモーション・観光人材育成・観光基本計画策定など、幅広いプロジェクトに携わっている。
2020年1月には、日本初の“温泉コーデショップ”「Zao Onsen 湯旅屋 高湯堂」を蔵王温泉・高湯通りにオープン。
温泉・温泉街の新しい楽しみ方を提案する試みが話題を呼ぶ。現場の空気を重視し、机上の理屈よりも「地域を訪ね、感性を研ぎ澄ます」ことを大切にしている。
地域の人に混じってイベントを手伝い、温泉街の未来をともに考える—そんな伴走型の姿勢がもち味となっている。